
私の活動について
乳がん手術後の乳頭再建、傷跡、やけどや口唇裂、手術痕
「鏡を見ると気持ちが滅入る」
身体は健康になっても手術痕が消えない、火傷跡やほくろを取った跡がそのままのこってしまい、鏡を見るたびに気が滅入る。
人に見られると怖くなる、隠したくなる。
人には見えない傷跡はその人にしか理解できない心の傷が残されています。
私はメディカルタトゥーを通じて様々な傷を出来る限り見えなくする事で、心の傷が治せる活動を行っています。
私が考える事
POINT
私は、一般社団法人・JMTA日本メディカルタトゥー協会の理事を務めています。
この団体を通じて、看護師としてメディカルタトゥーの施術を数多く行った経験から、様々な医療施設から「傷跡」に関するケアの依頼も受けてきました。
その中で傷跡を消すことにとても悩んでおられる方がとても多く、もし、私の経験がその傷をケアすることで、利用者の心の傷が治るのであれば、看護師・医療従事者としてできることを行っていきたいと考え、このメディカルタトゥーを、先天性、後天性による治癒した後に残る傷や痣に使用し、見た目の違いによる心に感じる差別や偏見をケアする事が治療後のケアとして、医療従事者が行えるQOL(クオリティオブライフ)であると考え、この施術がそれを必要とする多くの方に利用してもらいたいと考えています。

目的別施術
Category
・MVD=Medicaltattoo for Visible Difference
・SVD=Skincareor for Visible Difference
・LVD=Lifecare Visible Difference
よくある質問
Q&A
施術について
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口唇裂の手術をしましたが、鼻の下の傷がそのままです。どうやって治すのでしょうか。。。
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傷の状態(色や硬さ凹凸など)によって変わってきます。まずはご相談ください。
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7センチ程度の手術痕(縫い痕)が左胸に残っている場合、どのくらい時間で消えるのでしょうか。
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傷は時が経つにつれか徐々に良くなります。傷の場所や、体質、スキンタイプによっても大きく変わります。
ご自宅でのセルフケアなどでも変わりますので、レクチャー致しますのでご相談ください。
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一度行ったら何年ぐらい持つのでしょうか?
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部位体質で前後しますが、徐々に色の退色や変色が起きますがタトゥー法を用いていますので、半永久的に残ります。
色の変化が気になる3年程度の定期診察をお勧めしています、判断に困ったら不安な際はいつでもご相談ください。
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乳がんで乳房を切除しました。乳輪が無いので鏡を見るのがつらく、少しでも変われるのでしょうか?
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乳輪乳頭の再建は可能です。
手術によって作る方法からタトゥー法まで今の現状を踏まえなから、再建チームからお話します。
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施術が失敗する事はあるのでしょうか?その際の保険はありますか?
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失敗が起きないようにトレーニングを積んだ、医療従事者の認定資格を持った専門技術者が行います。
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昔事故を起こした時の痣が顔に黒く残っています、顏の施術も行えるのでしょうか?
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もちろん大丈夫です。来院して行うケアもですが、ご自身で行っていただくセルフケアも大切ですのでレクチャーいたします。
可視的差異をケアの目的
可視的差異をケアする目的は多岐にわたり、主に社会的な平等や多様性の尊重、差別の排除、共感と理解の促進などがあります。
1、社会的平等の確保 可視的差異をケアすることで、社会全体での平等を確保します。人々が生まれつきの属性や外見によって差別されず、平等な機会を享受できるようになります。
2、差別や偏見の排除 可視的な差異をケアすることで、差別や偏見を減らし、公正で包括的な社会を構築します。これにより、人々が平等に扱われ、社会的不平等が軽減されます。
3、多様性の尊重と活用 可視的な差異を認め、尊重することで、異なる文化やバックグラウンド、アイデンティティが社会に統合され、多様性が豊かな社会を築く要素となります。
4、共感と理解の促進 可視的な差異を理解することで、異なる背景や視点を持つ人々との共感と理解が進みます。これは社会的統合を促進し、対話や協力の基盤を強化します。
5、社会的統合と調和 可視的な差異をケアすることで、異なるグループ間の連帯感が高まり、社会全体が調和を持って共存する環境が生まれます。
6、自己認識と自尊心の強化: 可視的な差異が尊重されることで、個人の自己認識が促進され、自尊心が強化されます。これは個人が自信を持って自分らしくありながら社会に参加する基盤となります。 これらの目的は、社会全体の幸福と繁栄、個人の尊厳と自己実現、公平性と多様性の融合を促進するために、可視的な差異をケアする重要性を強調しています。

MVDケア利用を考えられている皆様へ
このHPをご覧になり、ご自身、ご親族、ご友人知人の方が悩まれている事、相談する場所が無い方等からのご相談を承っております。
全ての事柄に対応できることは無いのですが、もしかすると、今まで悩まれていた事が少しでも明るくなり、ご自身、または、その方のより良い生活が送れる可能性もあるかと思いますので、ご相談頂ければ幸いです。
※お電話でのご相談は承っておりません。
大変お手数ではございますが、ご相談窓口よりご相談をお願い致します。

協会本部
一般社団法人
日本メディカルタトゥー協会
〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目23−7